いよいよ５G通信が始まります。高速＆大容量のデータ通信が可能になり、IoTも含めた情報通信環境の圧倒的な変革が想定されています。
　ところで、５Gが出現しても、従来のWi-Fi通信が無くなるわけではありませんので、スタジアム＆アリーナの建設にあたっては、従来のWi-Fi環境整備に加えて５Gへの対応も迫られることになります。これまで、Wi-Fi環境の構築にあたっては膨大なLANケーブルの配線が必要でしたが、５Gの出現によってWi-Fi環境整備への対応はどのように変わっていくべきなのでしょうか。
　今回のスポーツICT研究会では、Wi-Fi環境整備に欠かせないLANケーブル配線を７割以上削減する技術（PicoCELA）の導入事例をご紹介いただきながら、２０２０年より本格的な導入が進むとされる５GとWi-Fiとのスタジアム空間での共存について様々な角度より考察します。