セミナー
【終了】学生注目!! 大学スポーツの未来を考える学生の会~キックオフ・セミナー
「米国NCAAのOne & Doneがあぶりだした大学スポーツの限界」
【開催趣旨】
ゴンザカ大学の八村塁選手は、3年終了時点でのNBA加入(アーリーエントリー)を表明して、大学を卒業せずにNBAでプレイすることとなりました。おそらく、NBA在籍中あるいは引退後に大学卒業・学位取得を目指して勉学に励むことになると思われます。ところで、米国NBAは、2006年から19歳未満選手の加入(高卒直後にNBAでプレイすること)を禁止し、全ての選手が大学を経てNBAに加入することとなりましたが、それと同時に、NCAAに1年在学しただけでNBAに加入する選手も現れるようになり、中には1年終了後にNBAに引き抜かれる選手(1年生)だけでNCAAに優勝する大学も現れるようになりました。これらの選手は、実質的には勉学に携わることなくNCAAバスケットボール選手として大学に在籍(中退)することになります。日本ではそのような事態は想定できませんが、One & Doneの仕組みは、大学スポーツをプロスポーツビジネスのゲートウエイとして位置づけ、《学位》に対する社会的信認を揺るがせかねない重要な問題をはらんでいると思われます。
日本スポーツ産業学会では、昨今の日本における大学スポーツ改革の動向を踏まえ、当事者として大学スポーツに関わっている選手・関係者諸君から「大学スポーツのあるべき姿」を提言してもらう場を創造しようとして、《大学スポーツ研究会》を立ち上げることといたしました。
初回は、日本の大学スポーツや米国プロスポーツ界に特に造詣の深いジャーナリストの生島淳さんを講師にお迎えし、「One & Done」の背景とその問題点について解説していただきます。それを踏まえて、学生の皆様から日本の大学スポーツの現況ならびに自身の感じる問題点提案いただいて、次回以降の研究会活動を継続し、将来的な社会提言につなげていきたいと思っております。
大学スポーツの未来を考えてくださる学生の皆様のご参加をお待ち申し上げます。
日時 | 6月18日(火)19:00~20:30 |
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会場 | 早稲田大学・早稲田キャンパス3号館405教室 |
対象 | 大学スポーツに興味を持つ大学生・大学院生 |
話題提供者 | 生島 淳(スポーツライター) |
参加費 | 研究会員は無料(一般:3000円、一般学生:1000円) |
研究会への参加方法 | 研究会への参画を希望する学生は、以下の幹事を通じてお申し込みくだされば「研究会員」として無料でご参加いただけます。 また、幹事の先生方とコンタクトをお持ちでない方は、下記参加申し込みの「その他」欄に 1)大学名 2)所属部(または学科・専攻) をお書き添えいただければ「研究会員(無料参加該当者)」として登録させていただきます。 |
研究会幹事リスト | 中村 好男(早稲田大学) 澤井 和彦(明治大学) 小林 至(江戸川大学) 束原 文郎(桜美林大学) 長倉 富貴(山梨学院大学) 佐野毅彦(慶応大学) 松尾 哲矢(立教大学) 高橋 義雄(筑波大学) 松橋 崇史(拓殖大学) 石黒 えみ(亜細亜大学) 佐々木達也(城西大学) 川上 祐司(帝京大学) 青柳 健隆(関東学院大) 平野 裕一(法政大学 土居陽治郎(国際武道大学) |